静寂を好む者は
白雲や幽石に見入って
玄妙な道に浸り楽しむ
栄華にはしる者は
清らかな歌や妙なる舞に
飽きることを知らない
ただ道を体得した人だけは、
環境の騒がしさや静けさ
時世の栄枯盛衰にも関係なく
いつどこへ身を置いても
我が心に適した自在の天地となる
嗜寂者 観白雲幽石而通玄
趨栄者 見清歌妙舞而忘倦
唯自得之士 無喧寂 無栄枯
無往非自適之天
菜根譚より
自らへの言葉として
つれづれ
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